副校長からのお話
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藤華祭テーマ「螺鈿(らでん)」に込めた想い
副校長 三浦 英悟
今年度のテーマは「螺鈿(らでん)」です。このテーマの言葉の意味は、
「漆器などの表面に、真珠色の光を放つ貝殻の薄片を文様に切り取りはめ込んだもの」です。
世界遺産にも登録されている中尊寺金色堂にも使われている技法です。光り輝く貝殻を、
各プロジェクト、各学年、全校生徒一人ひとりの生徒に例え、その貝殻が自ら輝きながら互いに照らしあうことで、
美しさを増すように第68期、第69期、第70期の生徒でしか創れない藤華祭にしたいとの想いが込められています。
藤華祭の全体企画や運営は、生徒会役員と各学級の代表者で構成されている特別委員会が担当して進めております。
また、4つのプロジェクトは1年生から3年生の合同プロジェクト内で企画・準備活動を行ってまいりました。
今までの附属札幌中学校の先輩方から引継いだ伝統を大切にし、今年度在校している生徒全員で新たな文化を創ろうとして、意欲的に活動しています。
本校の教育研究は、「学びの主体者」としての当事者意識を大切にして進めて着ました。日常の授業は、受容的でなく、
自分たちで学びを能動的に進めてつくっていくことを大切にしています。その中で自分の役割について、担当者としての与えられた役割以外にも、
自分で役割を見つけ、実行することが自然に身についています。そのことで、仲間としての意識の向上、互いに協働することの喜びや達成感を実感することができています。
「螺鈿」は見る角度によって輝きの見え方が七色に異なります。藤華祭当日は、準備活動を通して育まれた成果を、
「螺鈿」のように生徒の個性がそれぞれに輝く姿を見ることができると思います。
生徒が短い時間ながらも、一生懸命に準備をしてきた藤華祭をどうぞごゆっくりご覧ください。